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月: 2017年12月

意味のなさそうなコンマを切り捨てるGoogle翻訳の無慈悲

山野で起きる火事は恐ろしいものですが、森林のもつ自然のサイクルの一部でもあるものです。そうした自然のサイクルを滞らせないため、また木々が増えすぎて火災の大規模化を防ぐため、小規模な火災を人工的に起こす地域まであるのです。 そのため、エコロジーの一環としての火災を研究することは大事なことです。今回の文章は、NASAの行った研究についての一節。機械翻訳はどう読み取ったのでしょうか。

機械翻訳が常識を知るにはどうすれば?

明るく楽しいサンタの話をしている時に、わざわざ人殺しの話はしない。ごく常識的な振る舞いに思えます。 ただどうも、機械翻訳にはこの常識が備わっていない様子。それでもいつかは、人間と同じように、常識らしいものを身につけてくれると信じています。

言外に平和を訴えるのは人間だけなのか

海や月はひとつしかなくとも、月の満ち欠けや海の荒れ模様などは時々刻々と変わっていきます。世界のありかたもまた同じ。移り変わっていくもので、そのありように正解というものはありません。 「a」と「the」の使い方ひとつで精妙に表現できるこのニュアンス。しかし機械翻訳にはまだ少し難しいようです。

句読点の打ち方にうるさい(?)Google翻訳

ユニークな言葉遣いは――たまにやると楽しいもの―― 今日びの気分は――句読点の代わりに「――」をつけること―― けれども独創的な文の区切りは――Google翻訳には不可解なようです――

Google翻訳VSスパムメール1本勝負

よく届くけど見向きもされない迷惑メール。気まぐれで内容を読んでみても、できの悪い機械翻訳のような文面でげんなり。 でも待った。機械翻訳が作ったような文章を機械翻訳にかけるとどうなるか? 実験してわかったのは、Google翻訳のすごさとスパムメール業界(?)の手抜き加減。

あれ、これ、それ……機械翻訳はどこまでわかる?

アレやソレを多用してものを指し示すのがクセになると、とっさにものの名前が出てこなくてやっかい。おまけに、アレやソレで相手に通じると思ってたらそうでなかった、というミスも起こりがち。 この「アレソレ問題」、人間だけではなく機械翻訳にとってもなかなかに難題のご様子。

忙しい年の瀬の話題に、機械翻訳もうっかりミス

星夜のもとで子ども達の笑顔きらめくクリスマスシーズン。けれどヨーロッパの一部ではサンタに加え、悪い子をムチで打って性根をたたき直す恐ろしい怪物もやってくるという言い伝えがあります。 サンタとタッグでやってくる、その名も怪物クランプス。クランプスについて書かれたことを訳してみた今回の訳文、クランプスのムチが唸りそうなできばえです。

「組織」と「慈善団体」から見える、エキサイト翻訳の経済観念?

日本はこれからクリスマスシーズンですが、アメリカではクリスマスシーズンの前にサンクスギビング(感謝祭)がやってきます。 サンクスギビングデイに続いてやってくる「ギビングチューズデー」の日に、今年一年を振り返ってトランプ大統領が声明を発表。 そこから読み取れたものは? 組織には「寄付」をして、慈善事業には「寄与」するのだという、エキサイト翻訳のルールです。

SF小説の大家があばく、機械翻訳の弱点

日本語は主語を省略する場合が多い言葉です。日本人が日常の日本語を読むぶんには問題ないですが、英語に訳すとなるとひと苦労。これは誰の行動か、誰の発言か、省略された主語を補って訳文を書く必要があります。 英語から日本語にする場合は違うのかと問われれば、そうとも言い切れません。SF作家の大家アーサー・C・クラークが残した言葉の訳文からは、省略表現という機械翻訳の弱点が見えてきます。

機械翻訳はどれほどアメリカ大統領を観察しているのか

「American Steel」という、一見するとシンプルな言葉。ただ、誰が発言したかなどの文脈までを含めて考えると、訳語は千変万化します。 このわずか2単語をどう訳したか。そこから見えてくるのは、Google翻訳はもしかするとトランプ大統領のことをかなり理解しているのかも……ということです。