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月: 2018年5月

Microsoft翻訳は「play」を「再生」と訳しがちなのか

よく知られている言葉だからといって、翻訳が簡単とも限りません。 「play」という単語は複数の意味を持つ多義語であり、今回Microsoft翻訳は見事につまずいたわけですが、その誤訳のやり方は、訳文作成のステップが透けて見えるような興味深いものでした。

主語を代名詞にするとGoogle翻訳では誤訳されにくい?

機械翻訳を使う上で注意すべきパターンの一つに、原文の一部が省略されてしまうという誤訳パターンがあります。 文章が長くなると起こりやすくなる現象ですが、場合によってはごく短い文章でも発生することがあります。今回扱うのはそのようなパターン。原文がシンプルで短くとも、主語と動詞の兼ね合いによって訳文に不可解な省略が発生する文の例です。 今回の原文はWikiquoteより、とある英語のことわざです。 En 続きを読む

人名の読み取りはGoogleもMicrosoftも同じぐらい下手なのかもしれないということ

今回も過去の記事で取り上げた文章をもとに、MicrosoftとGoogle翻訳を比較していきます。 そこから見えてきたのは、人名の訳の難しさ、そしてそれに関わる、おそらく両機械翻訳にある程度共通する規則でした。 今回の原文はWeblioより、以下の文章。これは過去の記事でもGoogle翻訳の訳例を取り上げたものです。 ボンド様のご逝去を聞き、心よりお悔やみ申し上げます。 ボンド様はビジネスマンとし 続きを読む

主語を選ぶ時にMicrosoft翻訳が使うシンプル(かもしれない)な規則

日英翻訳を機械翻訳で行う上で頻発する問題は、主語の補完です。主語を省略する場合が多い日本語の文章は、英訳するにあたって文脈を読み取り、何らかの主語を類推して補う必要があります。 Microsoft翻訳はこれにどう対処しているのでしょうか?どうやら、敬語表現に基づいたシンプルな規則を定めている様子です。

Microsoft翻訳は読み飛ばしに要注意

インターネット接続なしでニューラル機械翻訳を、という謳い文句でデビューしたMicrosoft翻訳。その実力はいかほどのものか、ということで、過去に本ブログで取り上げた文章を訳させてみて、Google翻訳の文章も交えて比較してみました。