Loading...

月: 2018年6月

「しわ寄せ」を無視して訳すGoogle翻訳への対策

今回の記事では「しわ寄せが来る」という表現にフォーカスし、Google翻訳での英訳の精度を調べていきます。 複数の文章を英訳させ、その文章をチェックしていく中で、「しわ寄せ」という言葉は訳を間違えるどころか、そもそもGoogle翻訳は読み取らない場合が多いという傾向が見えてきます。

「大丈夫」を表す「I’m cool」、大丈夫じゃないGoogle翻訳

英語の口語表現に「I’m cool」という表現があります。これは「自分はクールだ!」と自慢しているのではなく「自分は大丈夫です」と言いたい時の表現。 Google翻訳は学習データの都合もあるのか、最近の口語表現には対応できない場合がよく見られますが、果たしてこの表現はどうなのか? 「大丈夫」の意味で「I’m cool」が使われている文章を複数訳させてみて、それぞれの訳語をチ 続きを読む

GoogleとMicrosoft、シェイクスピアに詳しいのはどっちだ?

英語圏の物書きの間では、聖書と並んでよく引用されるのがシェイクスピア作品。翻訳においても一種の教養となっていますが、今や翻訳業界の一大(?)プレイヤーであるGoogle翻訳(とMicrosoft翻訳)は、その教養をどれほど修めているのでしょう。 今回はシェイクスピア作品タイトルの和訳をさせてみて、その中から特に気になった訳文をGoogle翻訳とMicrosoft翻訳とで比較してみました。

ハイフンで結んだ文章に弱いMicrosoft翻訳

文節の切り方は読点を使うものとは限りません。一文にまとめてもよさそうなものを句点で区切る、あるいは「――」のように、ダッシュを使って区切る場合もあります。 今回はコンマを使わない変則的な文区切りのある英文の訳の比較です。人間が読めば問題なく解釈できる程度のものでも、機械翻訳にとっては結構な壁になるようす。 今回の原文はゴガクルより、以下の文章。 車載カメラは、危険な接近状況を相手車両のナンバープレ 続きを読む

SNS

まず文を区切り、それから対応する語句を探すGoogle翻訳の流儀

SNS上での舌禍は大事になるもの。つい先日もアメリカの女優ロザンヌ・バーのツイートが人種差別的であると糾弾され、彼女が主演していたドラマが打ち切りになるという騒動がありました。 戯れに当該ツイートをGoogle翻訳とMicrosoft翻訳にかけてみたところ、そこにあったのは人種差別とはまた違う、誤訳という大問題、そして固有名詞の訳の処理に関する両者の仕様の違いでした。