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Google翻訳で日本語からそのまま英訳!日常会話フレーズ21

機械翻訳は必ずしも人間と同じように文章を理解しているわけではありません。ですので人間にとって一見簡単な文章であっても、機械翻訳が理解できるようなツボを抑えていない文章であれば、不意の誤訳が現れるもの。
シンプルで日常的なフレーズであっても、機械翻訳で表現させることが難しいものはあるのでしょうか? 今回の記事ではそこを探っていきます。

この記事ではこちらの記事を参考に、日常的なフレーズを21ピックアップしてGoogle翻訳に訳させました。どれも頻出するフレーズで、構文的にも複雑なものはありません。
驚いたことには、それでもなお、注意しないと誤訳につながるフレーズがいくつもあったのです。

Google翻訳で使える日常会話フレーズ21選

君次第だよ。→It’s up to you.

「~次第だ」という意味を表す「up to~」が問題なく英訳されています。この訳文はOKですね。

そうするつもりだった。→I intended to do so.

出典記事にある「I was going to」という表現とは違いますが、「intend(意図していた)」という動詞を使って、少し固めの言い方ながら「そうするつもりだった」という意味は伝わります

わからない→do not know

「わからない」というだけでは主語が削られているためか、主語なしでそのまま訳されてしまいました。いちおう「I don’t know」でも「わからない」という意味にはなりますが、この訳文を出したい場合は主語を足して「私にはわからない」とする必要があります。出典記事にある「I have no idea」という表現を使いたい場合は「私にはアイデアがありません」と入力すればOK。

たいしたことじゃない。→It’s not a big deal.

「no」と「not」という違いはありますが、意味は全く同じです。ですのでこの訳はそのまま使えます。

ちょっと待って!→Wait a minute!

出典記事そのままの「Hold on!」という表現とは違いますが、「待ってほしい」という意味は伝わります。

これからは→From now on

この表現は問題なく訳してくれています。Google翻訳コミュニティが訳文を改善してくれた様子。

わざとだ/わざとじゃない→It is on purpose / not on purpose

「故意に」という表現を使った的確な訳語が出力されています。この表現もそのままGoogle翻訳にかけて正確に英訳してくれるようです。否定形になる場合でもちゃんと「not」をつけてくれます。

楽しんでね!→have fun!

最初の1文字が大文字でない点が気になりますが、正確な訳語になっています。

教えてください。→please tell me.

単に「教えてください」だと、Google翻訳の英訳は「please tell me」となります。一応意味は通る表現です。出典記事の例に出た「Let me know」という表現がほしい場合は「知らせてください。」という文章を入力すれば出てきます。

時間通り→On time

ちゃんと英語で「時間通り」という意味の「on time」と訳してくれています。

ちょっと聞いていい?→Can I ask you something?

原文では主語を明記していませんが、ちゃんと英訳文の主語は「I」が補われており、「私からあなたに訊ねていいですか?」という意味になっています。

お願いがあるんですが?→Do you have a favor?

文中の「you」に注目。本来動作の主体は自分なのですが、これでは相手に対して「好意(=favor)はありませんか?」と質問しているような文章になっています。「私からお願いしてもいいですか?」と入力すれば「may I ask you a favor?」という文が出力されるので、ちゃんと主語に気をつけましょう。

あなたはどうなの?→How about you?

ほぼ定型句のようになっているからか、英語で対応するフレーズを問題なく訳してくれています。

なんでわかるの?→Why do you understand?

意味が似ているようで微妙に違う文章になっている点に注意。これでは「どうやって理解したのか」という、妙に固い言い方になっています。一般的な言い方は「How do(did) you know?」。この文章では「わかる」が「understand」と訳されたので、「どうして知ってるの」にするとこの表現が出力されます。

何かあった?→What happened?

出典記事の対訳と同じ英文が出力されている、問題のない英訳です。

例えば?→For example?

出典記事の対訳とは少し違いますが、意味はだいたい同じ。ただ少し固い表現になっています。出典記事と同じ「Like what?」という英訳をさせるには、例えば「何のように?」という入力をするといいでしょう。

他にある?→Is there anything else?

出典記事にある「what else?」と比べると少し固めの表現ですが、意味は同じなのであまりこだわらなければ問題ない英訳といえます。

「what else?」という表現が欲しい場合は「ほかに何?」と入力すれば出力されます。

それってどういう意味?→What does that mean?

この表現のもともとの意図は、相手の発言に引っかかるところがあり、それについて少しの不満をにじませながら問いただす、というものです。

この訳文には相手の発言の意図を問う意味はあっても、不満を含めたニュアンスまではありません。そこまで含めた「what is it supposed to mean?」という表現を出力させるには、「それは何を意味するつもり?」という表現を入力すればOK。

どうしたの?→What’s wrong?

出典記事の対訳とは少し違いますが、意味するところは同じフレーズです。類似の表現として「what is the problem?」があります。これを出力させたいときは「何が問題?」などの入力文が使えるでしょう。

どうしてたの?/元気にしてた?→What was going on? /How have you been?

この訳文は少しニュアンスがずれてしまいます。「what was going on」は人についての様子を尋ねるというよりは、何かの出来事について「どうなっているの?」と尋ねる意味合いが強い言い方。相手の調子を尋ねるための「How have you been?」が欲しい場合は「元気にしてた?」と入力する必要があります。

~しても良いですか?→Is it okay to do?

意味は同じだがこちらは少しカジュアルな言い方。面識のない人や目上の人に対しても使える丁寧な言い方としては「Would you mind if I do ~」という表現が望ましいでしょう。

その訳語が欲しい場合は「~してもかまいませんか?」と、敬語表現にすればニュアンスを反映してくれます。例えば「私があちらに行ってもかまいませんか?」と入力すれば、ちゃんと「Do you mind if I go over there?」という訳文に。

注意点は、「私が~しても」のように、誰が動作の主体かを明確にすることです。

たとえば「あちらに行ってもかまいませんか?」という文を英訳させると「Do you mind going over there?」という訳文ができます。この英訳文は「行く」主体が「you」つまり相手なので、相手に対してやんわりと向こうに行くよう促しているように聞こえてしまいます。場合によっては「向こうに行け」と言っているように解釈されるかもしれません

まとめ

このように日常会話で使われる日本語のフレーズは、かなりの程度Google翻訳で的確な英語に訳されます。いくつか誤訳はあるものの、主語を明記し、誰が何をするのか文面だけから読み取れる文章を書くことを意識すれば、誤訳はかなり減るでしょう

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