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not as much A as Bのニュアンスを殺すGoogle翻訳

Google翻訳で日英間の翻訳をする上で、勝手に最大のウィークポイントのひとつと思っているもの、それは比較級を応用した英語のイディオムです。何しろ人間が読んでもややこしい。

これの読解をもっとスムーズにできればいいな、とぼやいたところで、藁をもつかむとばかり一計。Google翻訳に読解させてみては助けになるのではないかと、手始めに「not as much A as B」という表現を含めた文章をいくつかGoogle翻訳に和訳させてみました。

これで楽になるだろうか……などとのたまう浅はかさ。実際は助けになるどころか、余計につかめなくなるだけという結果でした。

not as much A as Bの意味

この表現は

AではなくでむしろB

という意味で使われます。

表現としては日本語とほぼ1対1で対応しているのですが、AとBの間には単語だけでなく文節が入る場合があったり、何らかの単語が省略されている場合があったりとなかなか油断ならない構文です。

Our task is not so much discovery as re-discovery.
私の仕事は発見というよりむしろ再発見である。

基本的には1対1で対応しているけれど、文脈次第で解釈の難易度が変わってくるこの表現。残念なことにGoogle翻訳の和訳精度はかなり低い印象です。

For greatness after all, in spite of its name, appears to be not so much a certain size as a certain quality in human lives.
結局のところ、その名前にもかかわらず、偉大さのために、人間の生活の中で特定の品質としてそれほど特定のサイズではないようです

The true use of speech is not so much to express our wants as to conceal them.
スピーチの本当の使い方は、私たちの望みを表現することでそれを隠すことほど多くはありません

訳文はほとんど、上記2文と同じパターンに陥ります。すなわち「AほどBではない」と訳すか、「AはBほど多くはない」と訳すか。

前者の場合は形式だけを見れば比較しているわけだから正しいとも言えます。とはいえこの表現では、ふたつのものの中からより当てはまるものを挙げるといったニュアンスがすっかり抜け落ちてしまい、読みづらいばかりか意味までねじれかねない点が問題。

1番目の例文は本来、「偉大さとはどうやら、大きさよりもむしろ人生の何らかの質であるようだ」というぐらいの意味。Google翻訳の訳文ではかなりニュアンスが削がれていることがわかります。

基本的には比較としての意味抽出に終始して、プラスアルファのニュアンスが殺されてしまう、そんな印象でした。

正直読みにくければ意味もつかめないので、当初の目論見は一切御破算。自動化が進んでいるとはいえ、結局面倒くさがりではやってられないという教訓なのでしょうか。

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